ひきこもり、こもごも。

ひきこもりはうとぅーらいふ。

モテない童貞で困ること。そんなもん、ない。

 

・嘘じゃないもん!ほうんとうだもん!

20数年間、僕は頗るモテない童貞です。

 ですが、モテない童貞だから困ったなんて経験はこれまで一度もありません。

そもそもモテるってどういう意味だよ(迫真)という議論もありますが。

しかしうっとうしい出来事はまれにあります。こんな具合に。

 

・過去回想

お酒の席で運悪く、アンチ童貞強迫観念に駆られている人と隣になった際

うっかり自身が童貞であることを話すと

「近くの風俗店に連れて行ってやろうか?」

「へぇ じゃあ誰かと付き合ったことないんだぁヘラヘラ」

「だっせぇえ( ´艸`)」等等。

さして洒落も効いてないコメントが頼んでもないのに降りかかってきます。

さらには「おまえも童貞で辛いだろう?な?な?」といういやらしい目で問い詰められる。

そんな時に

「べつに童貞で困ることなんてないです。しいていえば童貞をからかう差別主義者の相手をさせられるくらいですかね。」

 なんて皮肉たっぷりに返せればいいんですが、そこはやはり頭の回転が遅く人に酷いことを言わない心やさしいあんぽんたん

まごまごしている間に散々っぱらにからかわれてお終いになるのが常。とほほ。

言い返さなくてぷんぷく腹が立つこともありますが、まぁでもその程度。

会がお開きで三々五々に散った後では、「あいつも大変なんだなぁ」と慈しみがあふれ出し、帰りの電車の中ではすっかり忘れて楽しくぽちぽちFGOイベントを脳死周回プレイしていることでしょう。

沖田さんもオキタさんもこない我がシャドーボーダー。3周年ガチャに期待します…。

 

 あるいは

インターネッツで楽しくネットサーフィン中

広告ブロック機能をすり抜けてこんな文言が表示される…

やれ筋トレでモテモテに。はれまんにゃら手術でモテモテに。どれメンタルほにゃらかでモテモテに。といった具合に

道を歩いてぶつかったら童貞であるが故に金をたかられる。

「モテろモテろお前はモテにゃいかん」と見ず知らずの相手から因縁をつけられる。

そして最終的には情報商材を扱う業者に銀行口座へ振り込むように要求されるアレアレ詐欺に…。

業者の辛い辛いノルマ達成の為の働きっぷりを見せつけられる…

 

そんなぐらいです。

取り立ててこまることなんてありゃしません。

 

・モテなくて困るのはだぁれ?

はてさていったい、モテなくて心底こまるのは誰なんでしょうね。

 

ポクポクポク

Ω\ζ°)チーン

 

モテなきゃ当然困るでしょう?(我々業者が)

モテると当然楽しいですよ(我々業者が)

モテると当然儲かりますよ(我々業者が)

モテると当然自信がつきます!(我々業者の実績)

 

そうです。

悪徳業者です。

 

人間道を往く人に陸でもない考えを植え付けて修羅道にいざなおうとします。

そうやってなんだかわからないままに偏見を植え付けられた人々もまた、非モテ童貞をさげすむようになります。

 

まさに不幸の連鎖です。

人にモテるようになって幸せになれるわけがないのに…

もはや新手の恋愛宗教です。

そんなのはHDDが逝ったpcに修理ソフトをインストールして直そうとしているようなもんです。

 

 

・モテない童貞で困ることなんてない。

もし童貞で困っている人がいたらそれは業者にしてやられてしまった被害者です。

被害者には優しく親切にしてあげましょう。

 

そして被害にあってしまった、本気でモテるモテないの色恋沙汰でお悩みの方はなんでそんなにもその観念に固執しているのかよくよく今一度考えてみるべきです。

結婚しなきゃいけないとか、お付き合いをしていないといけないとか、

~しなきゃいけないと思い込まされていることの多いこと多いこと。

モテなくてこまるという事柄は他者から植え付けられた強迫観念であるにもかかわらず、なぜその藁に「すがらざるを得なかったのか」をこそ思い悩むべきです。

 

それは独りでじっくり考えてみたり、もしくは本を読んで過去から学ぶことでしか根本の問題とは向き合えないでしょう。

もし人に相談する場合は余計にこじらせるリスクが結構高いことを注意しましょう。

おすすめはしません。

でもやって損はない。むしろ他人の恋愛話聞くよりもなんかよりもずっと楽しく、自身の無意識を詳らかにする試みは重要です。

ついでに世の中にあるいろいろな思い込ませをしてくる広告群に免疫もできて日常をやり易くなって一石二鳥。

 

「これはほうんとうに好きでやってることなのかしらん?」

 

色んなことに疑問の目を向けてみると、

いろんなことが楽になるかもしれないっていうお話でした。

 

そして童貞に幸多からんことを。

 

それでは、ごきげんよう